Drobo とは HDD を複数台挿入することで自動的に冗長性を確保し、不測の事態でもデータを保護できる外付け HDD または NAS の名称及びそれらを製造している米国企業名です。
使い方もいたってシンプルで、電源と USB(NAS の場合はLANケーブル)を接続して電源を入れ、HDD を挿入するだけです。
NAS の場合は管理ソフトをインストールして多少の設定が必要ですが、USB 外付けタイプの場合はそのままでも使えてしまいます。
HDD の追加や変更は電源を入れたまま挿しこむだけ。
後は自動でやってくれます。
HDD が壊れた場合は LED で知らせてくれて、その HDD を同様に電源が入ったまま交換するだけで修復作業をしてくれます。
構築中や修復中もファイルにアクセスが可能。
こういう NAS 等にありがちな HDD の容量を合わせなければならないという事も無く、足りなくなったら大きい HDD を追加交換していくだけです。



 
昨今はテレビにも USB 外付け HDD が必要な時代。
スマホやタブレット、カメラのデータに NAS を使う人も増えてきているでしょう。
そんな時に個人用としては最高と言っても良い安全性と利便性が手に入る Drobo は、発売から 8 年が経過しますが知名度があるとは言えません。
原因はやはり価格でしょう。
HDD が含まない価格で、言ってしまえば箱やケースの部分に 5~10 万円も抵抗無く出せる人はあまりいません。
元々の価格もそこそこするのですが、国内正規代理店であるプリンストンが更に価格を上乗せしているので余計高価になっています。
例としては米国で 299 ドルで販売している Drobo 4-bay がプリンストン公式通販で 59,800円 と 2 倍弱の価格となっています。
更に延長保証をつけると完全に 2 倍を超えます。
国内正規代理店で買えばサポートが安心かもしれませんが、Drobo は中の HDD をそっくりそのまま移動しても元通り使えるので、もしも本体が壊れても買いなおせば済みます。
ぶっちゃけ米国価格で買えるのであれば買い直してもお釣りがくるわけで、この価格設定は少し高くしすぎと思います。

もしも Drobo 日本法人ができて IO データや BUFFALO の外付け HDD より HDD 付きで 5 割程度高いくらいの価格で販売するなら一気に普及すると思うんですけどね。
容量追加可能、事故でも安心、常時アクセス可能とか謳い文句は結構ありますし。
そんな私も Drobo SG が 2 台あり Drobo 5N が欲しいと思っているのですが、高くて手が出ません。
壊れたら買い換えようと思っているのですが、5 年(もう一つは 3 年)経っても一向に壊れる気配が無いのでまだまだ先になりそうです。
3 年前は正規代理店が別で円高という事もあり、Drobo SG が 25,000 円で買えたんですよ。
あれはお買い得でした。
それと比較してしまうから余計に高価に見えるんですよね。